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佐藤寛子 Hiroko Sato

Author:佐藤寛子 Hiroko Sato
ハワイ在住。パプアニューギニアの西ニューブリテン島の言語を研究中
好きなこと:自然の中にいること。探検。

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思い出 (memory with anty Mete)

コーヴェでの生活と研究の上で、恩人とも言うべき忘れてはいけない人がいます。今日は、その人、メテー叔母さんとの出会いと別れのお話です

2001年に初めてパプアニューギニアに行き、キンベのケウ家族に会いました。事前にコーヴェに行きたいと言っていた私の為に、ダディーとマミーは私が村に行けるように手配してくれていたのです。その相手がメテー叔母さんでした

メテー叔母さんは、ダディーの本当のお姉さん。とっても面倒見が良くて、信頼できて、やさしくて、みんなに好かれている、そんなメテー叔母さんが彼らの村であるカポ村に連れて行ってくれました当時、私はトクピシン語が話せなく、そして、メテー叔母さんは英語が話せないそれでも、なぜか、コミュニケーションは取れたんですよね。そして、メテーおばさんは、私の村のお母さんとして、私の面倒を全部見てくれました

初めてのパプアニューギニアの旅行は2週間強くらいと短かったのですが、なぜか、メテーおばさんとの絆はとても強く、それ以来、キンベやコーヴェにいる際には、ずっとメテー叔母さんと行動を共にしましたそして、メテー叔母さんは、私の初めてのコーヴェ語の先生として、コーヴェ語の楽しさを教えてくれましたメテー叔母さんこそ私を研究の道に招いてくれたんですメテーおばさん、喘息もちで体が弱かったんです。それでも、どんなときにも私に常につき合ってくれました

さて、2006年、久しぶりにキンベの家族に連絡をしたら、メテーおばさんんが亡くなっていたと訃報を聞きましたまだ、40代でしたそれはそれは、涙そして、その原因は、喘息です21世紀でも喘息で命を落とすことあるんですね私は、喘息を恨みました。そして、助けてあげられなかった、自分にも後悔しました薬を送ってあげられたらよかったのにと

翌年2007年に、パプアニューギニアに戻りましたが、メテー叔母さんのいないニューギニアはとても悲しかったですそして、私を見た、カポの人たちは、みんな泣きましたさらに、私を見たくないという人までというのも、私を見ると、みんな、メテー叔母さんのことを思い出すからです

さて、信じるか信じないかはわかりませんが、2007年のパプアニューギニア旅行の直後、メテー叔母さんが亡くなって1年が経つ頃、変わった経験をしました夕方、昼寝をしていたら、夢にメテー叔母さんがでてきたんです。夢の中で、私はカポに行き、そこで、メテー叔母さんがでてきて、私を抱きしめて、ひたすら、「ごめんね。ごめんね。一緒にいられないでごめんね」と謝っていましたそのとき、メテー叔母さんが私を思っていてくれた気持ちを感じましたメテー叔母さんに会えなくて悲しいのは私だけでなくて、メテー叔母さんも同じ気持ちなんだと分かりました

いまでも、メテー叔母さんのことを思い出すと、涙しますでも、コーヴェの研究を遂げることが、メテー叔母さんに感謝の気持ちを伝えることができると信じていますそして、メテー叔母さんの子供達は、私にとって特別な存在です

メテー叔母さんの死によって、私は研究の村をカポからヌーに移したのでした

It was 2001 to meet Anty Mete, who is my daddy's another elder sister Anty Mete was the one who first brought me to the Kove area as mother It was Anty mete who introduced me to the excitement of fieldwork and to the uniqueness of the Kove language It was very hard for me to accept her death which happened in 2006 I wish I could have talked to her. I wish I could have spent time with her. I wish I could have shown my achievement on the Kove language The time when I spent with her is unforgettable

Her spirit is always inside me, and I'll never forget about her. And her children are very special for meThank you, Anty Mete

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