ベベリの人たち

ご無沙汰していたブログに帰ってきました。これからちょこちょことまた書いていこうと思います。復帰第一弾!!

今日は、2014年の9月から始めた新たな研究を紹介したいと思います。

今まで研究していた、コーヴェから離れて、新たにベベリという言語を研究し始めました。ベベリも西ニューブリテン島で話されている言語なので、今でも西ニューブリテン島のキンベの町には出没していますむしろ、かなりの出没率!というのも、ベベリはキンベのすぐ近くで話されている言語で、彼らの村はキンベのすぐそばなのです。うーーん、2−3キロの距離?!?!

しかし、昔々はというと、ニューブリテン島の南に住んでいたんですよまー何年いや、何百年または1000年ほど前の話ですが。。。そこから山を越え山を越え山を越え山を越え越え越え越え越えーーーーって北に来て、そのまま北側の山の麓に住んでいたんです。が、今から50年ほど前に海の近くに移ってきました(だいぶ省略しての話ですが)。

ふーーんと思うかもしれませんが、これってすんごいんですよ。よくぞあんなに遠いところから来たって感じ。

彼らは、キンベの町近くに住んでいるということで、すでに現代社会にまみれていますが、でも山に住んでいたということは忘れずそして誇りに思っています海の民族コーヴェと山の民族ベベリは生活も文化も性格も全てが違うんですよ。その話は追い追い。

After I completed (??) my work on Kove, I have begun to work on Bebeli since 2014. It is also spoken in the West New Britain region (WNB). Yes, WNB is my hometown While Bebeli people live on the north coast of WNB, they originally came from the south coast. No impressive for you?!?! You are wrong They crossed a mountain after a mountain after a mountain after a mountain.....more than 10, 15 or more mountains, possibly 500 years ago or 1000 years ago. In addition, they used to live in a mountain until 50 years agoThey are proud of "a mountain tribe".

あっちの方から来たんだよと指差すベベリの人。
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ズームアップした山々の写真。この山を10個以上越えたさらに先から来たんです
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なぜコーヴェ語?(Why Kove?)

私が2001年から研究している言語は、コーヴェ語といいます。オーストロネシア語族に属し、西ニューブリテン州の北西部(キンベのさらに西)で話されています。

なぜ、コーヴェ語?とよく聞かれます今日は、コーヴェ語との出会いです大学生の頃、私はパプアニューギニアの共通語の1つトクピシン語に興味がありました。研究するにあたって、日本在住のパプアニューギニア人3人に出会いました(ニューギニア航空がそのうちの1人を紹介してくれたのです

さて、「パプアニューギニアの生活を見たい!」と言った私に3人は「自分の村に来たらいいよ」と快く言ってくれました一人は首都付近の地域、もう一人山の地域(パプア語話者)、そしてもう一人は海の地域(オーストロネシア語話者)でした。3択です村が見たかったので、首都付近は却下。山か海か。「あのー、私、蛇が大の大の大の苦手なんですが。。。」そこへ、海の地域出身の人が「ボクの村には蛇はいないよ」「なっ、何ですって!!蛇がいない」即決です。海の地域に行くことにしました。そう、そこが、コーヴェ語の地域、そして、その人こそ、私のダディーですそして、ダディーは私がパプアニューギニアに行くことを、キンベの家族に伝えてくれて、キンベの家族が村の人たちに伝えてくれましたそして、私は飛び立ちました今から、ちょうど、11年前の10月でしたなつかしい。。。

後日談:村には蛇はいませんが、内陸部に行けば、います。そして、キンベの町にもいます。しかし、馴れません

I am often asked why I chose Kove. I met three guys from PNG in Japan for my research when I was a collage student. (1) near Capital (2) highland (3) coast area. Well, the decision was on whether there were snakes or not because I never get along with snakesThe guy from the coast area said that there were no snakes in his village, so of course, I chose it. It was Kove. And it was was my daddy My first visit was October 2012. Yes, it was exactly 11 years ago.

p.s. At the end, it didn't matter whether there were snakes or not because there are thousands of in gardens and jungles as well as Kimbe I still don't get along with them

いくつの言葉?(How many languages are spoken?)

世界には、いくつの言語が話されているか知っていますか?そして、パプアニューギニアではいくつの言語が話されているか知っていますか?世界には約6900の言語が話されています(6000−7000語)そして、そのうちの800以上の言語が話されていると言われています(一説には850以上)パプアニューギニアは、話されている言語数が世界で一番多い国なんですこれらは、方言ではなく、個々の言語です隣の村に行けば、全く違う言葉が話されているんです言語が違うということは、生活習慣も文化も違います。それでも、みな、パプアニューギニア人というアイデンティティーを持ち、仲良く暮らしています

さて、この言語たちには、ながーい歴史があります今から、5万年前、最初の原住民が定着しました。彼らの話していた言語はパプア諸語(または、非オーストロネシア語)と呼ばれ、現在話されている、パプアニューギニアの大半の言葉は、このパプア諸語です。その後、今から3400年ほど前(紀元前1400年頃)、インドネシアよりカヌーに乗ってオーストロネシア諸語を話す人たちがやってきました。彼らの一部はパプアニューギニアに定住し、また一部は、その後、ソロモン諸島を通りミクロネシアへ、また、一部はフィジーを通り、ポリネシアへカヌーで航海しました。この先祖たち、実は、台湾から来ているんです台湾から、フィリピンへマレーシアへインドネシアへパプアニューギニア、そして、他のメラネシア、ミクロネシア、ポリネシアへ渡りましたすごい航海術ですよねそして、つまりは、台湾の原住民語、パプアニューギニアの一部の言語、ミクロネシアの言葉、ハワイ語を含むポリネシアの言葉は同系統ということになります。

さて、パプアニューギニアのパプア諸語を話す人たちは、主に、山の地域(ハイランド)に住んでいます。そして、オーストロネシア諸語を話す人たちは、沿岸地域に住んでいます。彼らは全く系統の違う人たちなんですでも、うまくやっていっています。そして、私が研究しているの言語は、オーストロネシア語族に属しますどんな言葉?それは、次回です

Do you know how many languages are spoken in the world? And how many in PNG? There are over 800 languages spoken in Papua New Guinea out of about 6900 languages in the world The languages in PNG have a LONG history. The first group settled down in PNG around 50,000 years agoTheir languages are called Papuan languages (or non-Austronesian languages), and the majority of the current languages spoken in PNG are Papuan languages. Much later, another group came to PNG from Taiwan through Philippines, Malaysia and Indonesia around 1,400 BC. Their languages are called Austronesian languages. Some of them settled down in PNG, while some went to other parts of Melanesia, Micronesia and Polynesiasuch an amazing voyage skill

Papuan and Austronesian languages are totally different, and they have different routes, but yet people get along with each other The language which I have been working on belongs to the Austronesian language family. How does it sound like? That will be next time

png1.png Papuan tribe

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Austronesian tribe

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Austronesian tribe and me










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