コーヴェのお祝い (ceremonies of Kove) 2:マタパパウ編 (matapapau)

前回、少しコーヴェのお祝いに関して書きました (コーヴェのお祝い(ceremonies of Kove))

今日は、その中で、子供が初めて受けるお祝いマタパパウ (matapapau)について書きたいと思います。

マタパパウは、初めて村に子供(赤ちゃん)が入る際に受けるお祝いです。って、でも、ほぼ9割以上が村で産まれるので、いつ?と思われるかもしれませんが、このお祝いを受けるまでは、赤ちゃんは、家の外にほぼ行くこともなく、ましては、他の村に行くこともありません。

さて、いつ行われるか?それは、子供の家族によります。村に住んでいる子供の場合は、2歳くらいまでかな?でも、町に住んでいるコーヴェの家族の場合、なかなか、村に行くことがないので、子供が5−6歳になって行うこともあります。

どうやって行われるか?まず、子供(親とともに)は村の外に一旦でて、外から村に入って来ます。そして、親戚の人たちは、お祭り騒ぎ。精霊などの伝統的なものはありませんが、音楽に合わせて、踊って、踊って、踊って。。。。と続き、そして、子供の親は、叔父さんにちょっとしたプレゼントをします。丸焼きした豚の肉を添えて。プレゼントは、町からのちょっとしたものや、食べ物など。そして、叔父さん達は叫びます。「おーーい○○。これからは、この村のメンバーだ。だから、好きに出入りしてもいいし、どこの村に行ってもいいよ」と。

さて、マタパパウは、mata papau と書きます。その意味は、mata = 目、顔、pa = 複数形、pau = 新しい つまり、直訳は、「新しい顔達」ということです。

こちらの写真は、私の親戚の子がマタパパウを受けたもの。叔父さん達が、女性の服を着て踊っています

mata papau


コーヴェのお祝い (ceremonies of Kove) 1

以前、精霊のアウルについて書きました精霊(spirit mask)

さて、今日は、いつ、コーヴェではお祝いの儀式があるかについてです。コーヴェ文化では、いくどとなくお祝いの儀式が行われます。例えば、子供の初めてのお披露目(mata papau)、成人の儀式(割礼)、結婚(婚約儀式に近いかも)、葬式、喪明け儀式(motuvonga)などなど。中でも男女に関係なく第一子はとても大切で、第一子に関することはなんでもお祝いになります。例えば、第一子が初めて村を出る際、第一子が村に帰って来た際などなど。

そして、このお祝い方法が複雑でも、簡略説明は。。。まず、儀式は親戚総出て行われます。コーヴェは父系社会なので、基本的にお父さん側の親戚がお祝い金などを主催者に渡し、主催者側はそれはお母さん側の親戚に分けます。お祝い金と言ってもお金ではなくて、貝のお金。

子だくさん、親戚沢山のコーヴェの人にとってこのシステムはたーーいへん村の生活ではお金はかからないものの、アグネスおばさん曰く、「コーヴェの村にいたら貧乏になる」ってそれほど、何かと儀式があり、援助援助の日々なのです

お披露目=お宮参り(?)、結婚の儀、喪などなどそして、ご祝儀と日本の文化にも似ているものがありますよね

There are lots of occasions to have ceremonies in Kove culture: e.g. when a baby goes to a village at the first time, initiation ceremony, bride price, funeral, when a mourning period is over...etc In these ceremonies, all relatives and many village members are involved and contribute to a host by giving shell money. According Anty Agunes, people get poor if they live a village, though their daily life style is simple....

タブーの掟 (taboo)

日本語でタブー。英語でtaboo. Hawaii語でkapu.

私は、今日、タブーを破ってしまった。。。2011年の8月に作ったタブーを破ってしまった。。。それは、蟹を食べてしまったのです!!!

コーヴェでは、悲しいことがあると、人はタブーを作ります。例えば、近い存在の人が死んだとき、誰かが村から出て行く時など、その悲しみを表すためにタブーを作ります。それは、簡単。大好きなものを一切口にしない。そして、ある程度時間が経って、本人が「充分」と思った時、または、その人がまた村に帰った時など、その大好きなものを親戚の人などにあげて、タブーの終了の儀が行われるのです。

私の場合、アグネスおばさんと一緒に決めました。大好物の蟹をコーヴェに帰るまで食べないと。コーヴェの蟹は最高!!蟹=ドンガ(私のニックネーム)。だから、敢えて蟹は食べない。

今まで、蟹の身らしきものが入ったものは食べていたと思いますが、焼き蟹やゆで蟹など蟹をそのままで食べるものは避けてしまいました。

しかし、数日前に、スーパーで安い蟹丸1杯を発見し、購入。そして、誘惑に負けて食べてしまった

どうしよーーでも、お正月で特別ということにしよう今日だけね。。。

I broke my taboo that I wouldn't eat crabs until I go back to Kove. It is one of the Kove cultural practices. When one faces sadness, the person makes taboo not to have something which he or she likes until he or she feels it is enough. In my case, I made my taboo with crabs because I like it very much. I decided not to have them until I go back to Kove. However, I lost temptations, and had a crab Just today. Only today. Today is still part of New Year's celebration...

精霊 (spirit mask)

以前、こちらの写真を掲載しました。この後ろに写っているものお分かりですか?
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ちょっと、クローズアップ
Screen Shot 2013-07-15 at 12.37.32 PM

これは、でもでもないですよ。精霊です
コーヴェ語ではauluと言われますが、パプアニューギニアでは通称tumbuan。コーヴェに関わらず、パプアニューギニアの主に沿岸沿いの地域で見られます。もちろん、地域によってその形も信仰も違います

さて、このアウル様、コーヴェではとってもとっても大切なんです。そのため、多くの習わしがあります。例えば、イニシエーション儀式を受けていない人は触っては女性は基本的にアウルに関して何も聞いても知ってもアウルの前を歩いてはなどなど。100%の敬意を払います。そして、恐れられています。

アウルはそれぞれのメンズハウスによって違います。私のメンズハウス、カポ村のシカのアウルはこちらaulu.png

双子を連れている通称ガリキお母さん

普段、アウル様達はメンズハウスの中にいますが、特別なお祭りがあると、夜中に外に出て来て、私たちと一緒に踊りますそして、朝方にはメンズハウスに戻ってしまいます
Screen Shot 2013-07-15 at 12.53.03 PM

滅多に、アウル様には会えないので、出て来た時にはみんな大喜びです

次回は、いつ、アウル様たちが出てくるか書きます。お楽しみに

This is a spirit mask called Aulu in Kove, also known as Tumbuan in Papua New Guinea. Many places in PNG, mostly along the coast areas, have a spirit mask and each area has a different mask as well as different belief. However, across the country, Tumbuan is WELL respected and we should behave very well in front of Tumbuans. In Kove, uninitiated people are not supposed to touch Aulu, females are not supposed to know anything about Aulu, etc very strick!

Each men's house has own Aulu. My men's house, Sika in Kapo village, has Aulu called "mama galiki" carrying two kids

Aulu usually stays in his or her men's house, but once a while if there is a special ceremony, they come outside and dance with us during the nightOnce the sun starts to rise, they go back home...Therefore, we get very excited to see them

I'll write when Aulu comes outside next time. See you

コーヴェ流ドラム (Kundu in Kove)

こちらは、クンドゥーというドラム(楽器)です。(This is a Kundu.)

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(向きが変でごめんなさい)

コーヴェに限らず、パプアニューギニアではよく見られるドラムですたたく所は、トカゲの皮でできています (This is widely spread in Papua New Guinea)

コーヴェでは、お祭りの度に登場する大切が楽器です男性のみがこれを叩きます。時に、持って歌い、時に持ちながら歌って踊って。でも、これ、結構重いんです(This plays an important role in Kove festivals. Only men are supposed to play it. They hold and play it, while singing. Or they hold and play it, while singing and dancing.)

子供達は、小さい時から、クンドゥーとふれあいます。(Small kids often play it in their daily life, and get used to it.)
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こちらは、お祭りの一コマ (This is a picture during a festival.)
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おっと、後ろの方に、変わったお面らしき物が見えるなんだ???
(Oh, we can see something strange like a mask. What's that?)


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